入域観光客数が増加しても宿泊客は増えない?



年々、観光客が増加している沖縄。昨年の12月26日付に県が発表した11月の入域観光客数は、前年度の11月を上回り、過去最高を記録。前年度より4000人多い79万9200人となりました。

本年度は、4月~11月の8か月間の間ですでに699万9100人と、順調に増加する入域観光客数ですが、観光客が増えたからといって宿泊する観光客が増えるということではないのです。

なぜでしょう?

実は、入域観光客数の増加には「クルーズ船の寄港回数の増加」が大きく影響していると考えられ、今年、2020年は900回を上回るのではないかと予想されています。

2019年のクルーズ船の寄港回数はなんと那覇が合計260回で横浜、博多を超し全国一位。正確な数字はまだ発表されていないようですが、2019年は、12月までに合計581回の寄港が予定されていました。

正確な人数が見つからなかったので仮の数字になりますが、小型、中型、大型クルーズ船のうち、中型クルーズ船がだいたい500~2,000名の乗客を乗せてくるので、1つのクルーズ船が平均で1000名の乗客が沖縄県に入域したと仮定します。(実際にはもっと多いかもしれません)

2019年の寄港回数が581回なので、約60万人の観光客が宿泊せずにクルーズ船に戻っている、という計算になるわけです。2018年度の一人当たりの宿泊費が約26000円で、簡単に2万円で計算したとしても120億円になります。

また、今までは那覇に寄港したクルーズ船のお客様が北部地域まで足を運んだあと、そのまま宿泊して翌日に那覇から出発、という流れがあったそうですが、本部港をはじめとする北部地域への寄港回数が今後増えることによって今まで宿泊していたクルーズ船の乗客が宿泊しなくても良いという状況になります。

観光客が年々増加傾向にあるという事実だけでは、宿泊事業の需要が増えているとは言い切れないのではないかと感じます。今後、宿泊事業の展開を考えている場合は入域観光客数が増加している要因とその内訳をしっかりと把握し、現実的な宿泊の需要を考えていく必要があるのではないでしょうか。

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