韓国人観光客、2年4カ月ぶり減

沖縄県は、先月27日に7月の入域観光客数を発表しました。7月の入域観光客数は、過去最高の96万3600人。下地空港の開港や、那覇空港航空路線の拡充や、大型クルーズ船の寄港回数増で国内客、外国客ともに増加した。

総数は前年度よりも増えているものの、韓国からの観光客の数は4万人を切り、2年4か月ぶりの減少となりました。8月以降も韓国ー那覇を結ぶ航空路の運休・減便が発表されているため、韓国人観光客は減少する予想されます。今後も日韓関係の影響が響きそうです。

韓国人観光客の減少を受け、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の下地会長は、 記者会見で対策案を発表しました。

下地会長は、実際に韓国へ訪問し、観光業関係者の方々と意見交換をしており、 韓国で旅行商談会を10月上旬までに開催することを発表しています。 秋以降、韓国の旅行シーズンはピークを迎えますが、それまでに韓国に各観光関係者沖縄に招き、ツアーを開催する予定もあるそうです。

竹富島、9月から入島税300円徴収

年間、約50万人が訪れる竹富島。9月1日から、 全国で初となる、地域自然資産法に基づいた入島料の徴収が始まります。 法定外目的税を導入している自治体は、県内でも伊是名と伊平屋、渡嘉敷、座間味と、4村ありますが同法に基づく入島料の設定は全国でも初めてです。

入島料は一人当たり300円。当初は、船舶の運賃に組み込み、年1億5千万円(一人当たり300円×年間訪問者50万人)の徴収を目指していましたが、協力金との線引きが難しいため、券売機で徴収する方向で決定しました。確認作業は行わないとのことですが、導入後1週間の間だけ、キャンペーンとしてちょっとした贈り物を用意しているとのことです。

券売機は、石垣港離島ターミナルと竹富港ターミナルに設置されます。入島料導入の活動の主体となるのは、竹富島地域自然資産財団。支払いが義務ではなく任意であることから、当面の収受率の目標は40%で設定。収受率40%で、6000万円の徴収が見込めます。

入島料は、 島の景観や自然の維持・保全に充てられるほか、一部、無理な開発で引き起こされる環境破壊から島を守るためのトラスト活動(経済利用を目的に外部資本によって購入されたの買戻し)にも充てられる。トラスト活動については、主な資金は全国に寄付を呼びかけることも考えているそうです

竹富島は、コンドイビーチ付近のリゾートホテル建設の反対をYouTubeで訴えるなどをし、積極的に島の景観、環境保全や維持に取り組んでいます。

オーバーツーリズムが問題視されている今、竹富島のこのような取り組みは、学ぶべきことが多いと、個人的には考えます。沖縄県としても、なんらかの形で入域料を徴収することでより一層ブランド化を図ることができ、さらなる発展を見込めるのではないのでしょうか。

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2019年度の入域観光客数、1030万人目標

沖縄県は、2019年度の入域観光客数の目標を1030万人に掲げ、達成に向けて観光客に誘致に積極的に取り組んでいます。

文化観光スポーツ部観光政策課の発表では、本年度、4月~7月の入域観光客数は351万8100人。各月、前年度よりも多くの観光客が沖縄県を訪れています。

県は、平均滞在日数と宿泊数の増加に向け、本島だけではなく離島へのルートを確立し、また、消費単価が比較的高い欧米客の誘致に力を入れています。市場が大きいアジアからの観光客は、沖縄の認知度が上がったことから、リピート化を進めていく方針です。

平均滞在日数を前年度よりも0.02%増の3.61日、宿泊数を3.9%増の2688万人泊を目指す。離島を周遊するルートの構築をはじめ、中北部・離島への寄港分散、空路での離島への誘致などの施策をとっているとのことです。

個人的には、オーバーツーリズムを避けるためにも、観光客は800万人程度でキープして消費単価を上げることで観光収入を増やして欲しいと思っています。

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宮古島、トレーラーハウス事業本格化

観光客の激増と、建築ラッシュで地価の高騰、住居不足・家賃高騰が目立つ宮古島。新たに、「トレーラーハウス」を利用した事業が始まります。

トレーラーハウス事業を手掛けるのは、宮古島でホテルやゴルフ場などの運営を行う、株式会社オーシャンズリゾート。同社は、6月にはトレーラーハウスを150台輸入しており、9月には追加で50台、合計約200台のトレーラーハウスを宮古空港周辺に設置する計画をしているとのことです。

これらのトレーラーハウスは、宿泊施設としての利用だけではなく、好景気に伴う建設業者や観光業界関連の事業者の住宅不足を補うための寮にも活用していく方向です。

また、10月には店舗型のトレーラーハウスを30台導入する予定で、屋台村の運営も視野にいれています。

トレーラーハウスの車種や、どのような契約内容を結ぶのかによって異なってきますが、トレーラーハウスのレンタル料は一か月約5万~。電気・水道も利用でき、トイレ・シャワールームも備えられている。

トレーラーハウスは大規模な開発は必要ない。また、すぐに設置できるという点から、現在宮古島が抱える様々な問題の解決の糸口になりえるかもしれません。

運休・減便が相次ぐ那覇-韓国路線

日韓対立の影響で、沖縄を訪れる韓国人観光客が減っていく中、採算が合わなくなり、各航空会社の運休・減便が相次いでいます。

2018年度に沖縄を訪れた観光客数は999万人で、そのうち韓国人観光客は5.5%を占める55万人。そのうちの約90%が空路を利用しいる中、採算が合わなくなった各航空会社の運休・減便が相次いでいます。

国内の各空港で運休・減便が相次いでいますが、那覇-韓国路線は、以下の航空会社が運休・減便を発表しています。

ソウル-那覇

イースター航空
9月18日~10月26日の期間中、週7→週4に減便

ティーウェイ航空
9月1日・2日のソウル発TW271便
9月12日・13日の那覇発TW272便
9月3日~11日までの全便
9月13日以降の火・木・土曜
がそれぞれ運休

9月12日のソウル発TW271便
9月13以降の月・水・金・日曜の週4便
は、運航

釜山-那覇

アシアナ航空
8月23日以降、運休。

修復の気配が見られない日韓関係の亀裂。県内の観光関係者は、懸念の声を上げています。

やんばるにテーマパーク

オリオンビール、リウボウ、ゆがふホールディングスの県内3社と近鉄グループホールディングス、株式会社 刀 の合計5社が2018年に設立した「ジャパンエンターテイメント」は、オリオンビールの子会社のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部(今帰仁村)の用地にテーマパークを2024年開業へ向けて準備を進めていることが分かりました。土地は、賃貸の方針で進められているとのことです。

テーマパークは、沖縄の自然や文化をテーマとし、 「 沖縄がもつ大自然の魅力を存分に発揮する持続可能性の高いテーマパーク事業」 (株式会社 刀より抜粋) として年間で200万人~400万人の来場を見込んでいます。

テーマパークの工事は2021年6月ごろに始まる予定で、2024年末の開業を目指し、計画が進められています。

ゴルフ会員権はオリオン嵐山ゴルフ倶楽部が買い取り、また、従業員のテーマパーク従業員へ移行や再就職先の支援も進めていきます。

韓国輸出規制、沖縄の観光に大きな影響

7月上旬から韓国輸出規制問題が始まってから、韓国では日本の商品の不買運動がたびたび見られますが、沖縄の観光にも影響しているようです。

7月上旬、日本が韓国に対して輸出規制強化措置を加えたあとから、個人旅行客や団体旅行客のキャンセルが相次いでいる状況。また、輸出が優遇される「ホワイト国」から韓国を除外したことも重なり、韓国の旅行シーズンがピークになる10月以降の予約にもかなりの鈍りが見られます。

空の便も、韓国のLCCのティーウェイ航空はすでに運休しており、8月からはアシアナ航空が、9月からはLCCのイースター航空が運休・減便することが決まっており、空の便の運休・減便は今後も続く可能性があるのではないかと危惧されています。

観光客の減少や空の便の運休・減便は、航空会社やツアー会社だけではなく、ホテルやレンタカー会社にも大きな影響を与え、相当冷え込んでいる状況です。

2018年度に沖縄を訪れた999万人の観光客のうち、韓国人は55万人で、全体の約5.5%を占めます。

日本のベストビーチ10選のうち沖縄のビーチが8つ。

トリップアドバイザーが、実際の口コミ評価をもとに旅行者に高く評価されたビーチをランキング化した「トラベラーズチョイスアワード」の日本のビーチ部門で、沖縄のビーチが8つ、ランクインしました。

上位3位は、
1位:与那覇前浜ビーチ(宮古島)
2位:砂山ビーチ(宮古島)
3位:コンドイ浜(竹富島)
と、沖縄の離島のビーチが独占。5位のエメラルドビーチ(本部町)、6位にニライビーチ(読谷村)、7位にニシ浜(波照間島)、9位に古座間味ビーチ(座間味島)、10位に新城海岸(宮古島)と、ほとんどのビーチが沖縄のビーチ。

特にここ近年観光客が急増している宮古島は、4つビーチが日本のトップ10のビーチにランクイン。去年も2つ、ランクインしていましたが今年はその倍に増えました。宮古島に行くだけで、日本のビーチトップ10のうち4つのビーチに行けるのですから、すごい快挙です。

本島は、エメラルドビーチがランクイン。弊社で管理している、今帰仁村にある宿泊施設からも程よい近さです。
物件のAirbnbページ→ https://www.airbnb.jp/rooms/29193012?s=67

もう少しだけ、宮古島バブルは続きそうですね。そんな宮古島についての記事もありますので是非ご覧になってください。
記事→ http://stay-okinawa.jp/2019/04/25/miyakobubble/

また、沖縄美ら海水族館が世界の水族館ランキングで25位にランクインしていました。トリップアドバイザーのトラベラーズチョイスアワード、ぜひご覧になってみてください。
HP→ https://www.tripadvisor.jp/TravelersChoice-Beaches-cTop-g294232

2019年開業の沖縄のリゾートホテル

ここ数年、沖縄県内では本島・離島とホテルの開業が続いています。今年も開業するリゾートホテルやコンドミニアムが多数あります。今年開業するリゾートホテルの一部をまとめまてみました。

4月1日オープン「RuGu」宮古島市(来間島)

来間島にオープンした、宮古島市初のグランピングリゾート。客室は全室トレーラーハウス。個人的に、タイニーハウスやトレーラーハウスが好きなので楽しくHPを見ていました。当初は、1月オープン予定だったらしいです。

「自然の造形をありのままに残したい」という思いから、全客室トレーラーハウスを採用しているそうです。竜宮(りゅうぐう)の神様の名前から、RuGu(るーぐ-)の名前をいただいたそうです。

HP https://www.rugu.co.jp/

4月13日オープン「アラマハイナ コンドホテル」本部町

本部町・美ら海水族館まで車で5分、海洋博公園まで徒歩3分、そして3月22日にオープンした、グルメエリアや名産品、焦点のようなコンビニなどのお店が並ぶハナサキマルシェが併設する最高の立地。

客室は、全室オーシャンビュー。キッチン、ダイニング、リビングがベッドルームと分かれていて、ロングステイ仕様になっているそうです。

HP https://www.ala-mahaina.com/

4月オープン「ホテルシギラミラージュ」宮古島市

宮古島、最南端の海岸にある「シギラリゾート」に新たにオープンしたホテル。シギラリゾートは、様々なタイプのホテルや施設が立ち並ぶリゾート地。カントリークラブも併設しています。

ベイサイドとヒルサイドに分かれており、ヒルサイドは7月オープン予定で、全40室にプライベートプール付き。

HP https://shigira-mirage.com/

5月1日オープン
「U-MUI Forest Villa Okinawa YAMADA GUSUKU」恩納村

令和元年5月1日にオープンした、真栄田岬に近い恩納村山田の隠れ家的な場所にある、全18室のプライベートヴィラ。全室に露天風呂付き。プライベートプールが付いている客室もあります。

料金はオールインクルーシブ。飲食はもちろん、空港までの送迎をはじめ、一部屋に一台のレンタカーも含まれています。レストランは、沖縄県産島野菜を使用し、営業時間内であればいつでも好きなだけ食事ができるそうです。

HP https://u-mui.jp/

5月6日オープン「the rescape」宮古島市

宮古島市の城辺長間に新しくオープンした高級リゾートホテル。隠れ家のような場所で過ごす、ゆっくりとした自分だけの時間を楽しめそうなホテルです。

建物は、ほとんどが平屋で、ほとんどがプライベートプール付き。また、素潜り漁師の見学ができたりなど、宮古島独特のアクティビティが多数用意されているのが特徴的です。

HP https://okinawa-uds.co.jp/hotels/the-rescape/

7月10日予定「ロジワールリビングスイーツ瀬良垣」恩納村

恩納村・瀬良垣に7月10日にオープンするホテル。暮らすように過ごせるような客室がポイントのように感じます。お部屋は木調を基本としたパステル調の優しい色合い。

スティック型掃除機などの家電も備わっていて、長期滞在にも対応できるコンドミニアム型のホテルです。現在、開業記念キャンペーン中だそうです。

HP https://www.loisir-seragaki.com/

7月29日予定「ハレクラニ沖縄」恩納村

2017年に100周年を迎えた、ハワイのホテルブランド、「Halekulani(ハレクラニ)」が恩納村にオープンします。海岸線の美しい伊武部(いんぶ)ビーチに隣接しており、海岸の長さはおよそ1.7km。

360室ある客室は、全室オーシャンビュー。プライベートプールと、天然温泉を備えたヴィラもあるそうです。いろんな方がオープンを楽しみにしているホテルの一つではないかと思います。

HP https://www.okinawa.halekulani.com/

沖縄のホテル建築は、来年度も続く…。

来年度も、読谷村のオープン予定の「星のや」や、本部町・瀬底島にオープン予定の「ヒルトン」など、ホテル建設が続きそうです。

特に驚きなのは、やはり宮古島。2019年度だけでも宮古島市内だけでも4、5件のホテル建設がありましたが来年度はどうなるのでしょうか。宮古島だけでなく、沖縄全体で住民の生活と観光客とのバランスを上手にとる必要性を感じます。

沖縄のバス路線・船便、Googleマップで検索可能に

沖縄県は、Googleに「オープンデータ」を提供し、年内にでもGoogleマップで簡単に経路検索ができるようにするそうです。

現時点でも、目的地までバスでたどり着く方法はGoogleマップで検索できるようになっています。宮古島や石垣島はすでにオープンデータを利用した経路検索ができるようになっており、さらなる利便性の向上が期待されます。

有識者や観光事業団体で構成される検討委員会は、路線ごとの色分けなどをはじめとする、利便性向上に向けた取り組みを進めていく方向です。